ミニ地車庫 屋根・垂木
                                               08/03/20
 屋根の木組みが終わり、後は垂木、野地板の取り付けと、すんなりと進めるつもりが意外と手間取ってしまいました。 理由は欅の垂木50本を作るための板の製材から、切り妻部分の壁と垂木の合わせ部、加工などですが形が三角になるだけで結構時間がかかるものです。
 そして見栄えを良くするため屋根の形は泉国細工さんと相談し、泉州でよく見る丸みのある、
むくり屋根としたのですが・・・

壁・垂木
切り妻部、壁の製作 壁の塗装 垂木、先端の加工
 35本ほど作ったところで板材が無くなりました・・・ しかし作業は続行


【むくり屋根】 垂木の取付け
垂木の上端を棟木にビス止め  下端、桁の部分で1p程度の隙間を
 作ります
押さえてビス止め
 垂木が弓なりになり、丸みが
 でます
すべての垂木をビス止め   いい仕上がりです
材料が途切れ中途半端な状態です



 壁と垂木の合わせ部は垂木の幅を広くし、溝を削って壁を嵌め込みました。


  壁と垂木に隙間が出来ないように・・・
破風の型紙を作り形を決めます



破風板に使用する欅材が泉国細工さんから届きました    野地板は松のベニヤ板
 を使用します
   野地板に使う、松のベニヤは上田木工所さんに又々提供して
  いただきました。
   曲げ加工用ということで、むくり屋根にピッタリの材料です

 床に下ろして垂木の先端を切断 軒部分を切り揃え 野地板の打ち付け


小屋内部
内部から見た屋根の木組み


あっ!棟木が浮いた?
 垂木を弓なりに押し曲げ、屋根に丸みをだしたのは良かったのですが、垂木を硬い欅で作ったため、
 50本の垂木の反発するパワーが棟木を押し上げ、束の部分に隙間ができてしまいました。
 予想外の事態ですが修復することは難しく、何とかごまかすしかありません。